どうも 作曲家・編曲家・講師の山下です。
『メロディを作れるようになりたいけど、どうやって作ればいいわけ?』
と思う方も多いはずです。
『やっぱり音楽理論とかが分からないと、作曲はできない?』と私もアマチュア時代は思っていたのですが、決してそんなことはなく。
作曲の方法というのは実に様々です。
今回はDTMや作曲初心者の方がメロディを作る上でおすすめの方法をいくつかご紹介したいと思います。
特にメロディの作り方というのはアーティストや作曲家、それぞれであり、一概に『これが正しい方法だ!』と言いにくいものがあります。
とはいえ、メロディーを作る上でいくつかアプローチはございます。
今回ご紹介する中であなたにあったメロディ作り、作曲の方法を見つけて頂ければと思います。
平川さん、では早速よろしくお願いします。
メロディの作り方に正解はないが、自分にあった正解を見つけよう!

『自分に合った正解を見つけよう!』というと、意味不明に感じるかもしれませんが、指導者である我々がさまざまな作曲のアプローチをお教えしても、その人にフィットするかどうかは分からないというのが正直なところです。
しかし、いくつか試す中で必ずあなたに合った作曲方法はありますので、安心してくださいね!

なるほど、試さないとわからないということですね。
作曲の方法を選ぶときにまず考えないといけないこと
楽器が演奏できるか、そうでないか

これはまず大きい部分です。
あなたがピアノやギターなどの楽器が演奏できるかどうか、それとも全くできない!となれば、取れる作曲のアプローチが変わってくるからです。
楽器が全く演奏できない人の作曲方法

まずは楽器が全く演奏できない、という人向けの作曲方法、メロディの作り方でおすすめの方法をお話していきます。

まさに僕のことです。。
DAWソフト(音楽制作ソフトウェア)を使った作曲方法

これは楽器ができない人にとって最もスタンダードな方法であります。
DAWはデジタル・オーディオ・ワークステーションの頭文字を取った略称なのですが、簡単にいうと、メロディや楽器の音で伴奏を作ったり、音の整音、編集作業、楽器のレコーディングまで行えるソフトウェアのことですね。
ギターやピアノなどの演奏経験がない、苦手な方であっても、ソフトウェア上にマウスやタッチパネルで直感的にメロディを入力することができます。
希望する楽器・音色を立ち上げて、メロディの入力ができますので、楽器が全くできない!という方でも非常に万能なツールといえます。

やっぱりソフトを使った作曲が一番なんですね!
MIDIキーボードやハードシンセサイザー、電子キーボードを使う

『ピアノが弾けないとダメじゃん!』って思われそうですが、そんなことはありません。
ピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器の演奏経験がない方であっても、指1本で鍵盤を鳴らすことは誰でも出来るはずです。
ドレミさえ鍵盤を弾いて認識できれば、メロディーを作るのには何ら困りません。
ハードシンセや電子キーボードがご自宅にある方はそれをそのまま使ってもらえればOKです。

確かにピアノが弾けない僕でも人差し指と中指ぐらいは使えますよ(笑)
また、パソコンと鍵盤楽器を接続し、DAWソフトと連携して音が鳴らせる『MIDIキーボード』というものがあります。

これを使うことで、鍵盤で弾いた音をソフトウェア上にリアルタイムで録音して、メロディラインを残すことが出来ます。

とても便利な楽器なんですね!
まさにデジタルの音楽制作だからこそ出来ることですね。
鼻歌で作ったメロディをボイスレコーダーへ録音する

楽器が演奏できなくても思い付いたメロディをスマホなどのボイスレコーダーに録音、記録する方法もあります。

先ほどご紹介したDAWソフトのレコーディング機能を使って、鼻歌で歌ったメロディを録音してパソコン上に残すことができます。
つまり、スマホのボイスレコーダーの役割をDAWソフトでも兼任できるということですね。
思いつくままに浮かんだメロディを適当に歌って、ジャンジャン残しちゃいましょう。

有名な歌手やバンドマンでもメロディ作りでよくやってる方法ですよね!
ただし、自分の感覚・センスに頼った作曲方法、メロディ作りになってしまうため、人によっては難しいと感じるかもしれません。
なので、『自分はそんなに作曲センスが優れてない!』『できる自信がないです…』という方でも他に方法はありますので、ご安心を。

確かに鼻歌でメロディを作るって簡単そうで難しいかも…
ループ素材・既存のオケ音源を使用してメロディを作る方法

これはまさにDTMの音楽制作だからこそ出来る!とも言えますが、近年のDAWソフトには様々な楽器・音色で作ったループ素材、フレーズ集、ラフなオケ音源などが収録されている場合も多いです。
こういった素材フレーズを鳴らしながら、それをヒントにメロディラインを作ることも1つの方法です。
鼻歌から作るメロディというのは音が何も鳴っていない中でメロディーを生み出すわけですので、自分の感性頼りになってしまいますよね。
ところがこういう素材フレーズのサウンドがヒントになって、鼻歌のメロディが思いつきやすくなったり、作曲のインスピレーションが感化されやすくなります。
実際に私の生徒さんも多くの方がこの作曲方法でメロディを生み出してる方が多いのです。

確かにゼロから生み出すより、メロディーを作りやすいと思いました!
詞先作曲法

これは歌詞を書いてからそれにメロディを乗せていく方法です。
ここでいう歌詞というのはそんなにちゃんとした歌詞ではなく、適当に遊び半分で書いた歌詞で大丈夫です。
『今日はとても疲れた いつも通りだけど』みたいな感じたことをそのまま歌詞にして構いません(笑)
そして書いた適当な歌詞の文字数をヒントにメロディを乗せていくやり方です。
非常に言葉という制約を設けながら、メロディ作りを行なっていきますので、何もないところからメロディラインを発想するよりもやりやすいはずです。

確かに言葉を置いて、それを元にメロディを作るのやりやすそうですね。
そして出来上がったメロディラインに正規のちゃんとした歌詞を書き換えていけば、良いのです。

なるほど!
ピアノやギターなどの主要楽器が演奏できる人の作曲方法

続いてはピアノやギターなどバンド・アンサンブルにおける主要の楽器が演奏できる方の作曲方法について。
一気にここで作曲の幅が広がります。
コード進行を弾きながら、メロディを乗せていく


まさに作曲の王道!とも言えるメロディーの作り方とも言えます。
ピアノやギターでコード進行を作りながら、ハーモニーの伴奏をラフに作りつつ、そこにメロディラインを乗せていく方法です。

もちろん、楽器が演奏できるだけでなく、コード(和音)自体やコード進行の知識が必要となってきます。
それが分かるようになると、非常に有効的なメロディー作りの方法ですね!
デメリットは作ったコード進行、伴奏にメロディが引っ張られやすくなったり、メロディに使える音に制約が出てしまうことです。
そこさえ意識して作れば、それほどデメリットに働く作曲方法ではありません。

弾き語りのミュージシャンはみんなこの方法で作曲しているイメージがあります(笑)
楽器で弾いたフレーズをヒントにメロディーを作る

これはバンドマンがよくやっている作曲方法とも言えますが、ギタリストでいえば、短いギターのリフ(一定の繰り返しで演奏されるフレーズ)などを作り、その出来たリフ・フレーズを元にメロディを乗せる方法です。
キーボーディストやピアニストで言えば、鍵盤で弾いたフレーズを元にメロディラインを作る感じですね。

これが出来たら、めちゃめちゃかっこいいですよね!
何もピアノやギターに楽器を限定する必要はなく、ストリングス(弦楽)やブラス(金管楽器)などの音色で作ったフレーズを元にメロディラインを発想しても構いません。
リズムパターンからメロディを発想する


これも実際にやってる方が多く、私も実際によくやる作曲方法の1つです。
ドラムなどの音色をDAWソフトで鳴らす、あるいはリズムパターンを自分で打ち込んで作ります。
それを自動再生しながら、そのリズムパターンに沿った、合ったメロディラインを鼻歌で乗せてみたり、MIDIキーボードで弾きながらメロディラインを乗せていきます。
さらにコード進行をギターやピアノなどで合わせたり、ギターリフを乗っけていくと、簡単なラフ音源ができます。
その状態でメロディラインを考えていくと、比較的短時間でメロディが出来上がるようになります。
特に制作の納期、締め切りが迫っている時は私がよくやる方法であり、多くのプロ作曲家の方も活用している作曲方法のようです。
デメリットはリズムパターンによる制約を受けやすく、同じようなメロディラインしか出来ないことがあります。
しかし、これも作曲の経験を積んでいくことで、いろんなメロディのバリエーションを生み出していくことが可能です。

僕はドラムのアレンジが好きなので、楽しそうな作曲方法だと思いました!
まとめ
以上、多数の作曲方法、メロディ作りの方法をご紹介させて頂きましたが、ここでご紹介した作曲方法はあくまで一例です。
他にもさらに画期的な作曲方法があると思います。
今回ご紹介した作曲方法の具体的なところを1つ1つ、解説!となれば、今回の記事では書ききれないため、またどこかの機会で少しずつお話しできればと思います。

山下先生、ありがとうございました!次回も楽しみです。
そして今回ご紹介した楽器ができない人でもメロディが作れるようになる作曲方法4つをお話しました。
①DAWソフト(音楽制作ソフトウェア)を使った作曲方法
②MIDIキーボードやハードシンセサイザー、電子キーボードを使う
③鼻歌で作ったメロディをボイスレコーダーへ録音する
④ループ素材・既存のオケ音源を使用してメロディを作る方法
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山下先生、今回もよろしくお願いします!